ジャパン・フード・セレクション(JFS)審査委員長
(社)日本フードアナリスト協会 理事長 横井裕之
ジャパン・フード・セレクションは2013年の設立以来、多くの出品企業様、関係者の皆様に支えられ、ご支援いただいたおかげで、今日の発展に至ることができました。誠にありがとうございます。 第二次世界大戦後の食べ物がない時代から我が国日本は、高度成長を経て、飽食の時代、そしてグルメ美食全盛の時代を迎えています。特に1995年に起こったIT革命以降、食の情報の氾濫は顕著になっています。IT革命の最大の特徴は「双方向情報発信」にあります。IT革命以前の情報は、権力者、資本家、生産者等からの上意下達が中心であり、情報発信手段を「持つ者」から「持たざる者」へ伝達するという一方的な発信でした。 1990年代に「簡易ホームページ」と呼ばれていた情報媒体が「BLOG」と呼ばれる様になり、返信投稿通信欄が発達してmixiやGREEになり、さらにFacebookやInstagramなどのSNSに進化を遂げていきました。端末の半導体の情報処理能力が上がる事で、媒体の処理速度とメディアの多様性も広がり、YouTubeなどの動画媒体への投稿も増えてきています。 時代は、情報化社会から高感度情報化社会へと変貌を遂げました。 個人1人1人が、メディアとなる時代が到来しています。
誰でも情報発信ができる時代とは、情報氾濫、情報過多の時代でもあります。その中にはフェイクニュースも溢れ、正しい情報を手にいれるために、情報リテラシーがますます大切な時代となりました。それは、食の情報についても同様です。 ジャパン・フード・セレクションの最大の特徴は、「食の情報の専門家」であるフードアナリスト資格者が審査を担当する点です。フードアナリスト資格者は現在23,000人。 アンケート調査、1次審査、2次審査、最終審査、そして審査委員会に至るまで、中立・公正なフードアナリストが、誠実に丁寧に、そして厳格に審査を担当します。3親等以内の身内がアルバイトであっても審査対象企業に関わっていると、対象商品の審査が出来ない等の厳格な審査です。 審査は単なる試食にとどまらず、味覚や五感、ストーリーや後味、安全性、ネーミングから商品説明力、パッケージ、トレンド、マーケティングまで、チェック項目は100項目に達します。1つの商品に対する審査に2か月を費やします。ジャパン・フード・セレクションは、正直に誠実に、そして愚直に、消費者目線の審査を実施します。商品とは、味覚情報を含めて情報の集合体です。食の情報と情報発信の専門家のフードアナリストが、食文化発展の一翼を担うべく審査をしております。
日本の食文化は世界一。 24の季節を持つ国、旬の芸術とも呼ばれる日本料理と和菓子。清潔さと素材の味を大切にする感性。変化に富んだ地方食文化。そして繊細で美しい食の数々。 全国・地方の素晴らしい食を発見・発掘し、全国そして世界に発信する一助になることができればこれ以上の幸甚はありません。 多くのメーカーの皆様がこのジャパン・フード・セレクションを利用し、誇るべき日本の食文化を、全国そして世界に紹介されることを心より期待しています。
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