ご挨拶

“飽食”から“選食”の時代へ
—ジャパンフードセレクション開始に寄せて—
事業構想大学院大学学長
当協会最高顧問
野田 一夫
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戦後日本では、「飽食の時代」という言葉が人口に膾炙されて久しいが、“飽食”は食糧不足に向かいつつある地球的状況に反するのみならず、個々人の健康にとっても克服すべき最大の課題でもある。加えるに、経済の低迷と高齢化の進展等を考慮すると、これからの日本人は“飽食”から“選食”へと食生活の一大転換を絶対に必要とする。その意味で、食の専門家であるフード・アナリストの計画的養成を目指して当(社)日本フード・アナリスト協会が 2005 年に設立されたことは、まことに時機を得たものだったと言えよう。更に該協会では今年度から、これまでの活動実績とそれに基づいて形成された社会的評価を基礎に、基本事業である“選食”の推進を更に一歩進め、「ジャパン・フード・セレクション賞」なる顕彰活動を開始することとなった。この活動の成果はわが国が誇る食文化をわが国民に広く再認識させるのみか、それを世界各国民に向けて紹介することを目的とするだけに、当会顧問の一人としてその成功を固く信じ、一文を草する次第である。



ジャパン・フード・セレクション(JFS)
審査委員長
(社)日本フードアナリスト協会 理事長 横井裕之
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(社)日本フードアナリスト協会は、2005 年の設立から 8 年が過ぎ、多くの皆様に支えられ正会員 12,000 名、準会員 15,000 名の日本有数の食の専門家集団に育ってまいりました。フードアナリストはプロデュースができるコンシューマ(消費者)= プロシューマとして食の情報に知悉している消費者代表でもあります。

2013 年、いよいよ「ジャパン・フード・セレクション」が始まります。「ジャパン・フード・セレクション」は、フードアナリスト 10,000 人を中心に予備審査、1 次審査を実施し、上級フードアナリスト、有識者、及び良質な食の愛好家等で構成された JFS 審査員による 2 次審査、そして最終審査を経て「ジャパン・フード・セレクション」の賞を決定します。

審査を担当する JFS 商品評価委員会には(社)日本フードアナリスト協会の行動規範と倫理規定が適用され、考えうる限りの厳正で中立・公正な評価を期します。

24 の季節を持つ国。旬の芸術である日本料理と和菓子。淡味という味覚を大切にする風土。変化に富んだ地方食文化。繊細で美しい食の数々。日本人の嗜好、感性に育まれた食品は今や世界が注目する食文化であります。

ジャパン・フード・セレクションにおいて、日本・地方の素晴らしい食を発見・発掘し、全国・世界に発信する一助になることができればこれ以上の幸甚はありません。多くのメーカーの皆様がこのジャパン・フード・セレクションを利用し、日本の誇れる食文化を全国・世界に紹介されることを心より期待しています。